あなたはこれまでに、多くの人間を手にかけてきた。
分かりやすい悪党もいれば、善意を装う詐欺師もいた。
毒を薬と信じて広める、愚かで迷惑な善人もいた。
人格は無害なのに、生きているだけで土地を汚損してしまう呪われた者もいた……。

何人もの害悪をこの手で葬り去り、数えきれないほどの血を流してきた。
それでもあなたが心を保てるのは、《ローズ》の行いが正しいと信じられるからだ。
世の中に溢れる不幸を減らすためには、綺麗事ではない、現実的な手段を取り続ける必要がある。

《ローズ》の活動を嫌う者たちもいた。
悪党の印象操作や、あるいは単純な誤解により、敵意を買って襲われることもあった。
それを返り討ちにするのも、世の不幸を減らすためのコストのうちだ。
人に恨まれることになっても構わない。
自分が、《ローズ》が、やっていることの意味を理解していれば良い。

「見返りを求めれば、正道を見失います」
そう語ったのはヴェロニカだ。
「世界を作る側の人間は、憎悪や敵意をも引き受けなければなりません」
「本当に強く、本当に優しい人間は、人々の恐怖、怒り、そういった弱さをも利用して、その罪悪感に耐えおおせることが出来ます」
「《薔薇の使徒》に課せられた使命は、惰弱な精神の持ち主には決して務まらないのです」

力ある者が弱き者のために剣を振るう。
極めて明瞭で、筋の通った方針だ。
でなければ、あなたが今まで従うこともなかっただろう。

右手にある《薔薇の紋章》は、ヴェロニカより授かった《薔薇の使徒》の証だ。
剣術使いの始祖であるクレミエールによればこの紋章こそが、あなたが操られている証拠なのだと云う。
にわかには信じられない。
しかし、もし事実なのであれば……
真偽を計りたい。クレミエールだけでなくヴェロニカの言い分も聞く必要があるだろう。

ヴェロニカに会わなければならない。

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